株式会社リアルヴィジョン

ペロブスカイト太陽電池のメリット

LINEで送る
Pocket

積水化学工業がペロブスカイトを量産化!
2030年にはGW級の製造ライン構築を目指す。

 

日本にとって、太陽光電池の地位復権に向けた切り札になると見られているペロブスカイト太陽電池。
『GXサプライチェーン構築支援事業』に採択され、2050年のカーボンニュートラルに向け、GX分野の国内製造サプライチェーン構築を世界に先駆けて実現することを支援する事業に選ばれ弾みを得た。
補助金対象額は3145億円となっており、補助金総額は1572.5億円(補助率は1/2)。

 

今後は、日本政府が目指す2030年までの早期のGW級の供給体制構築の中心的役割を果たすため積水化学は、2027年4月の100MW製造ライン稼働を目指して設備投資を行う。
投資額は900億円とみられている。
さらに、海外展開も視野に入れつつ、需要の獲得を進め、段階的に増強投資を行って2030年にはGW級の製造ライン構築を目指すという。

 

【ペロブスカイトのメリット】

 

◆製造コストを抑えられる
ペロブスカイト太陽電池は少ない工程で製造できるため、製造にかかるコストを削減できる点がメリットです。
太陽電池で使用されるペロブスカイト膜は、塗布技術を用いて比較的簡単に作れることから、最終的な太陽電池の価格の低下につながります。

 

◆軽量で柔軟性がある
ペロブスカイト太陽電池は、ポリマーシートなどの軽量基盤への塗布や印刷で製造できます。
軽量性や柔軟性を確保しやすい点が特徴です。
シリコン系太陽電池と比較すると軽量な太陽電池を製造でき、折り曲げや歪みにも強い側面を持ちます。
建物の窓や外壁、電気自動車、IoT機器、ドローンなど、様々な場所での活用が可能な太陽電池です。

 

◆弱い光を電力へ変換できる
ペロブスカイト太陽電池は光の吸収力が強く、エネルギーの変換効率が高い点も特徴です。
発電層内で発生した電子と正孔が電極までたどり着く距離が短いため、ロスなく発電できます。
そのため、曇りの日や室内など光が弱い状況下でも発電が可能です。

 

◆材料を国内で調達できる
ペロブスカイト太陽電池の主な材料であるヨウ素は、日本が世界第2位のシェアを占めています。
サプライチェーンを海外に依存せずに確保できるため、経済安全保障の観点からもメリットがある太陽電池です。

 

太陽光発電活路の新境地、
リアルヴィジョンは生活の中での「あったらいいな」を具現化していきます。

コメントは受け付けていません。

LINEで送る
Pocket

PAGE TOP