ソーラー革命を成し遂げたパキスタン
パキスタンの大都市では太陽光パネルが屋根を覆い、全国各地の村では住居の周囲に点在している。
人口2億4000万人超のパキスタンは、貧困と経済不安に見舞われながらも、世界有数の急速な太陽光革命のさなかにいる。
気候シンクタンク、エンバーによると、パキスタンは2024年に17ギガワット相当の太陽光パネルを輸入。
これは前年の倍以上で、同国は世界第3位の輸入大国となった。 パキスタンは4月に気温が50度に迫るなど、深刻な熱波に見舞われており、冷房への依存度は増している。
人々は太陽光発電を利用することで、冷房費用を賄いやすくなるのではとの希望も抱く。
太陽光発電の増加もあり、電力需要が減少したことに加え、パキスタン・ルピーの急落も相まって電気代は上昇している。
ロシアのウクライナ紛争によるガス価格の上昇もこれに拍車をかけている。
電気料金は過去3年間で155%も急騰。
さらに、送電網の電力供給は不安定で、国内の一部地域では長時間の停電も珍しくない。
そこで余裕のある企業や家庭は、安価な太陽光発電に目を向けている。
アナリストの推計では昨年導入された太陽光発電は約15ギガワットに相当する。
同国のピーク時電力需要が約30ギガワットであることを考えれば、その規模は「まさに驚異的」といえる。
時代にとらわれず、一歩先を見据えて、救済策を見出す。
私たちリアルヴィジョンは、常にお客様ひとりひとりのお困りごとに耳を傾けて、
チーム一丸となってソリューションへの糸口をご提案させていただきます。
前の記事へ