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【これから需要アリ!? 太陽光発電にまつわる資格4選】

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2018年7月3日に閣議決定された「第5次エネルギー基本計画」に再生可能エネルギーに関する主力電源化を目指す事が明文化されました。このことにより我が国のエネルギー情勢下における再生可能エネルギーの重要性は非常に高く評価されつつあります。また、太陽光発電協会が発表している「2050年に至る累積稼働見通し」では、2050年には現在の約5倍弱の累積稼働が見込まれています。そこで今回は「これから需要アリ!? 太陽光発電にまつわる資格4選」についてご紹介いたします。

 

 

■電気工事士二種・一種

太陽光発電を語るうえで、まず外せないのが電気工事士です。ビル、工場、商店、一般住宅などの電気設備の工事は一定の資格を持った人間がおこなわなければいけません。その資格を持つ人が「電気工事士」です。不良な電気工事により発生する災害防止のために定められた国家資格です。一般的に「電気工事をするための資格」と認知されています。電気工事には第一種と第二種とがあり、おこなえる工事の規模が変わります。二種は一般住宅や店舗などの、600ボルト以下で受電する電気設備工事をおこなうことが可能です。一種は、第二種でおこなえる範囲に加え、最大電力500キロワット未満の工場やビルの工事をおこなうことが可能です。

 

■太陽光発電アドバイザー

太陽光発電システムは、購入・設置・運用の各段階において、経済的・技術的な問題から、法律・行政上の問題など様々な要素が複雑に絡んでいます。太陽光発電アドバイザーは、特定非営利活動法人日本住宅性能協会が認定する太陽光発電システムの導入に関して生じうる諸問題について、消費者の相談に応えることのできる専門的知識を有することを客観的に認定された存在です。主に一般住宅用太陽光発電システムの導入に際して、その専門的知識をもって消費者に対して適切な助言を行うことができます。

 

■太陽光発電メンテナンス技士

従来「メンテナンスフリー」と言われ導入が進んでいた太陽光パネルはメンテナンスフリーであり20年持つと言われていたものの、5,6年を目途に不具合の報告が増え始めているのが昨今の現状です。こうした背景から、太陽光発電設備の基礎知識からメンテナンスの基本まで幅広く学び、技能講習会により測定器の使い方、洗浄・点検といったメンテナンスを実践で活かすのが、太陽光発電メンテナンス技士なのです。

 

 

■太陽光発電施工者

太陽光発電施工者とは、その名の通り太陽光発電パネルの設置作業を行う者のことを指します。実際の現場では、理解不十分や技術指導の不足等により、トラブルやミスも少なくないというのが現状です。この資格は、太陽光発電設置業者や量販店等、太陽光発電パネルの販売や設置を請け負っている会社で求められている人材です。国や地方自治体などが補助金制度や減税措置など、太陽光発電の導入拡大策を行う一方、節電やエコの観点からも導入する家庭は増加傾向にあり、それを担う太陽光発電施工者のニーズはますます高まっています。

 

 

おわりに

太陽光発電は今後、ますます需要が高まる業種なだけに、さまざまなメーカーの商品に関する知識と設置技術が求められます。大切な財産である住宅に手を加える仕事ゆえに、商品知識のみならず、建築物や電気系統等に関する知識もきちんと身につけることが、ミスのない仕事に結びつくことになるでしょう。そのためにも確かな知識とスキルを学び、資格を得ることで信頼できる施工者になれるはずです。

(脇田尚揮/太陽光発電アドバイザー)(株式会社リアルヴィジョン)

 

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